コーヒーにも男子にもサードウェーブの波が訪れている昨今、お米にもサードウェーブが来ているようです。私はどの波にも乗り遅れていますので、お米だけは乗り遅れまいと、お米のサードウェーブを提唱する『表参道ごはんフェス』というイベントに参加してきました。私にもお米のサードウェーブがやってきました。
お米のサードウェーブ
源流大学で、商品開発やブランディングなどの授業を担当していただいている、平井 巧先生と長田敏希先生が仕掛ける食のイベント。それが『表参道ごはんフェス』です。昔、隠田と呼ばれる田畑が広がっていた、カルチャー発信地の表参道を舞台にお米の季節に開催されています。
当日は、お米に関するトークショーやワークショップ、物販等があり、多くのお客さんでにぎわっていました。みんな私のように、サードウェーブに乗り遅れまいと必死なのかもしれません。
マレーシアのごはんを食べる
食いしん坊な私はマレーシアのご飯が食べられる、バイキングに参加しました。同じアジアにありながら、なかなか未知の国マレーシア。どんなお料理が食べられるのか楽しみです。
会場内にはマレーシアの説明やパンフレットがあり、ご飯が出てくる前にマレーシアの文化や食生活について学ぶことが出来ました。頭を使うとすぐにお腹が減るのは遺伝でしょうか。早く食べたくてしょうがありません。
会場の説明や本日の主旨が説明されている間も、エスニックなにおいに、私のお腹は「虫何匹飼ってるの?」というくらい鳴っていました。
いよいよ「待て!」が解除されて、早速並びます。
お米がマレーシアなどで食べられている、ジャスミン米というタイ米で、いいにおいが部屋中に広がっています。ご飯だけでなく、そのご飯に合うスパイシーなおかずもたくさんです。見ているだけでよだれが滝のようにでます。
暑い地域のごはんなので、香辛料やトウガラシたっぷりで少し辛いです。でもその辛さが食欲を誘ってごはん何杯でもいけそうです。ごはんに無限の宇宙を感じた瞬間です。これが世に言う、ごはんビックバンです。
もっとおこめフェスにする
ごはんに無限の宇宙を見た私は、もっとごはんを感じるフェスが出来ないかと考え、『一人ごはんフェス』を勝手に開催することにしました。
ごはんフェス定食を作る
もっとごはんを感じるフェスにするために、ごはんでごはんのおかずを作ることにしました。ごはんでごはんを食べるのです。つまり、すべてごはんのごはんフェスです。ごはんが重なりすぎて私の中で、ゲシュタルト崩壊をおこした瞬間です。
本当はごはんと調味料だけ!ということにしたかったのですが、白米だけだと芸がないし、料理となると私の料理女子としての力のなさが如実に出てしまいます。そこで、運営である私と相談し、野菜はオーケーになりました。私一人のフェスなので、運営がオーケーを出せばオーケーなのです。ヘビメタのフェスにアイドルが出る時代がきたのですから、これくらいのサプライズゲストは許されるはずです。ただし、オーディエンスに正直に生きるために、白い野菜限定ということにしました。
これでメインディシュが完成です。ごはんに合うように照り焼きソースにして、和風に仕上げました。
大根おろしも白いのでセーフです!次はごはんにあう副菜です。
作っている最中に、これ絶対お腹いっぱいになるな〜と思いながら作りました。使ったお米は全部で3合。食べきれるのかが心配です。副菜に見えて全て主食なのです。
味付けを和風にするなどお米にあわせたのがよかったのか、すごく美味しいです。ジャスミン米もお米なのに野菜のような存在感で、スープによくあいます。お米のダシがコンソメのダシとあっておいしいです。
やはりお米は偉大です。お米はおばんざいになりました!お米バンザイ!