日本ロボットアニメ史上最も有名な作品の一つに機動戦士ガンダムというシリーズがあります。様々なモビルスーツと呼ばれるロボット達が活躍するアニメで、私はその中でも主人公ガンダムの敵である『ズゴック』というキャラクターが好きです。「どこが好きなんですか?」とよく聞かれますが、見た目や色など全体の雰囲気が好きなので、ここ!という所はありません。しかも私は一度もガンダムのアニメを見たことはないのです。だから彼がどんな性能かも知らない、多少ガンダムファンに教えてもらったものの、まだまだミステリアスな存在です。ある日突然虜になった、恋とはそういうものかもしれません。
ズゴックといつでも一緒!
常にズゴックと過ごしたい私は、近所の公園を散歩する時も、仕事で打ち合わせに行く時もいつでも一緒です。
一緒にいることがまるでイギリス人のティーとスコーンのように当たり前な私達は、山梨県小菅村にも一緒に行くことが多いです。小菅村一帯は四万十累帯の小仏層群で石が多く、畑を開墾すると拾っても拾っても石が湧くようにでてきます。また、急な坂や源流域の美しくも厳しい自然が多く、戦場で戦ってきたであろうズゴックにぴったりのロケーションです。
そこで、1年間の実習にズゴックを連れて行き、小菅村内で一番かっこよくズゴックが撮影できる場所を探すことにしました。
源流大学の畑『山沢ベース』に潜入
ガンダムでは基地のことをベース(base)と呼ぶらしいのでズゴックが訪れた小菅村の場所もベースと呼ぶことにしました。小菅村の地名をベースにするとそれっぽく聞こえます。ベースさえつければ何となく村全体が訓練場や基地に見えてくるから不思議です。
ズゴック小菅村侵略作戦の第1歩として、源流大学でいつも使っている畑で撮影することにしました。小菅村の畑は石が多く、ズゴックの大きな足で歩かないとすぐにフィギユアがこけてしまいます。畑の中でただ撮影するだけでは基地を作っている感じがしないので、ズゴックと友達のアッガイが命令されて開拓にきた。というストーリーで撮影しました。
最初は石のごつごつした感じがズゴックに似合っている!と思っていたのですが、夏の草がボウボウな所もワイルでいいです。
すごくかっこいい私のズゴック!
シャア専用ズゴックの赤が緑の草に映えます。
ズゴックの爪が3本だからこそ刈り払い機もしっかり持てます。そんなところも、まさに農作業するために生まれてきたという感じで素敵です。
しかし、やはり何か足りないのです。ズゴックの性能を活かすにはもっとなにかあるはずです。ズゴックが一番輝ける場所、それを見つけるにはまだまだズゴックと様々な場所に行ってみる必要がありそうです。