世田谷には400年も続く伝統行事ボロ市があります。昔は農民向けにボロを繕う布などを売っていたそうですが、今では骨董品や古本、植木などなんでも売っている蚤の市となっています。
世田谷ボロ市には毎年多くの人が集まるのですが、人が集まるところには美味しいものがあるのです。そこで、そんなボロ市のおいしいグルメをご紹介したいと思います。
世田谷のボロ市
世田谷区の世田谷1丁目にある世田谷代官屋敷付近を中心に、毎年12月15、16日、1月15、16日に開催されている蚤の市が「ボロ市」です。一番店の多いこの通りは通称「ボロ市」通りと呼ばれています。
毎年多くの人がやってくるこのボロ市。人が集まるところには多くのおいしいものが集まるということで、ここでしか食べられないグルメもたくさん存在します。これはもう食べるしかないのです。サイコロの目は6までというのと同じくらい当たり前のことなのです。
ボロ市一番の名物「代官餅」
世田谷ボロ市といえばまずこれ! というくらい有名なボロ市グルメの代表選手が、「代官餅」です。これを知らない人は世田谷ボロ市のもぐりと思われてもしょうがないと言ってもいい一品。ボロ市通りの中心地、代官屋敷前の世田谷信用金庫の広場で販売されています。
毎年、いつ来ても行列の人気グルメなのですが、このボロ市でしか製造・販売されない限定品で、並んででも食べたくなります。これを食べるとボロ市にきたな、と感じます。味はきなこ、あんこ、からみの3種類なのですが、実は裏メニューがあるのです。
何もつけないシンプルな白い餅「しろ」です。もちもちの餅の甘みを感じることができ、家に持ち帰って好きなアレンジで食べることもできます。餅の中の餅、餅 of 餅なのです。
一番人気は大根おろしやネギ、鰹節、海苔などをしょうゆ味でいただく「からみ」で、あんことからみを交互に食べると甘いとしょっぱいの無限餅宇宙にいけます。
ボロ市名物のオンパレード
お餅を食べたら次の店へ。食べ歩きができるのもこのボロ市の楽しみ方の一つです。ボロ市にしか出てこない「ボロ市名物」の看板を掲げているお店やグルメもたくさんあります。ボロ市名物のオンパレードです。
歩いていると次から次へとボロ市名物の文字が出てきます。ここでしか食べられないという限定感も食欲をそそります。お腹がいっぱいになったらボロ市を見て回って、お腹を空かせましょう。
お店がやっている、ボロ市だけのお店
ボロ市では普段は通り沿いの店舗として営業している店が、この日限定の屋台を出していたりもします。お店のイチオシ料理や、食べ歩きしやすいメニューが手頃な値段で提供されています。
また、普段はこの辺の店舗ではないお店でも、このボロ市の時だけ特別に出店しているお店もあります。普段だと食べられないような高級なグルメもあって、お得です。こういうお店を発見すると卵割ったら2個入ってた! みたいな喜びがあります。
掘り出し物の特別限定お菓子
また、老舗和菓子屋「鶴屋吉信」さんでは、普段はなかなか買えない特別な和菓子をこのボロ市で店頭販売しています。「特別」、「限定」という文字が並んで、輝いて見えます。
ボロ市のお土産に買うのもよし、次の日のおやつに買うもよし。ちょっと人に教えたくなるボロ市スイーツです。ぜんぜんボロくなくて高級ですが。
ボロ市で掘り出し物グルメを見つけよう!
特別な掘り出し物を買うことができるのが、ボロ市最大の魅力。グルメでも同じことができます。自分だけのお気に入りグルメを見つけてみましょう、掘り出し物グルメがきっと見つかりますよ。
地図作りました!
*店や価格は年によって変わることもありますので、ご注意ください。