みなさんはコミュニティカレッジという言葉を聞いたことがあるでしょうか?主催している団体は色々ですが、おおざっぱに言うと「街のことを、街の人達と、街をキャンパスに学ぼう」という活動で、日本全国で取り組まれています。
源流大学も山梨県小菅村をはじめとした地域をキャンパスに、地域の人々から地域のことについて学んでいるコミュニティカレッジの一つと言えるので、神戸で行われた「コミュニティカレッジバックステージ」という会議に参加させていただきました。
せっかく参加してきたのだから、普通に会議の報告ではなく、実際に神戸の街を歩いて街から神戸について教えてもらうことが出来るのか検証してきました。
いざ神戸へ
今回は主催者である神戸モトマチ大学さんの本拠地である、兵庫県神戸市に行ってきました。ここに全国から25校ものコミュニティカレッジ関係者が集まりました。
会議では、まずは神戸モトマチ大学の村上豪英代表の想いを聞いたり、NPO法人ミラツクの西村勇哉代表との神戸モトマチ大学式授業をきいたり、全国のコミュニティカレッジの皆さんの参加する分科会に参加できたりと盛りだくさんの内容でした。多くの学びを得ることが出来て良かったです。
じゃあ街に出てみようか
コミュニティカレッジでは街全体がキャンパス!ということになっていますので、早速街にでて、神戸のことが学べるのか試してみることにしました。
さすが歴史の街神戸。
港町として発展してきた神戸には、歴史的なものがたくさん残っています。市内の案内看板にも神戸の街づくりの歴史が書かれていました。
歴史的な建物も多く、よく見ると重要文化財等に指定されています。港町らしく和洋折衷で、異国を感じさせる建築物も多いので、見ていて飽きません。
タクシーの運転手さんも街の歴史や建物について詳しいので、ぜひ神戸でタクシーに乗った際は話しを聞いてみてください。
一宮から八宮まで
神戸には三宮駅という駅があります。大きな駅でご存知の方も多いと思います。近くには商店街や大型ショッピングセンター、デパート等があり、神戸文化の発信地と言えます。
この三宮という名前、うすうす感じてはいたのですが、実は一宮から八宮あります。三宮駅近くの三宮神社に行くと港町神戸を守る厄除八社のご祭神と鎮座地が一覧になっていました。
地名からその街の歴史を探るのも面白い教材の一つです。
観光地にも行ってみる
神戸市からすぐに行ける一番の観光地の一つに、有馬温泉があります。ここは太閤秀吉もきたという由緒正しい温泉地で、いたる所に歴史に関する看板があります。
また、ここには伝統工芸品の「有馬籠」という竹細工があり、観光案内所では竹の種類や編み方、デザイン等が詳しく展示してあります。
街はキャンパス、住民は先生
普段何気なく見ている街も、視点を変えればたくさんの学びであふれています。皆さんもぜひお出かけになる際は、テーマを決めてその街のことを学んでみてください。
もちろん各地のコミュニティカレッジに参加すればもっと深く学ぶことが出来ますよ!
集合写真提供:神戸モトマチ大学 堀内 康広氏