ニホンザリガニの美しさを知っているかい?

コラム
目線はいらなかったかも

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ザリガニという生き物がいる。二つのハサミを持っているいるアレだ。田んぼや池に住んでいて、子供の頃にスルメなどで釣ったことがあったりするのではないだろうか。

日本では、ザリガニと言えば「アメリカザリガニ」だ。田んぼや池にいるのも、日本なのにアメリカザリガニ。ただ忘れないでほしいのだ。ニホンザリガニの存在を。

※ニホンザリガニの生息地等を守るため、画像を加工しております。

ニホンザリガニについて
現在の日本では「ザリガニ」と言えば、「アメリカザリガニ」ということになる。スルメで釣ったしたことがある人もいると思う。「アメザリ」や、「マッカチン」と呼ばれることもある。

これがアメリカザリガニです!

これがアメリカザリガニです!

アメリカザリガニは赤くて大きい。ザリガニの前に「アメリカ」と付くのが納得できるフォルムをしている。ただザリガニにはいろいろな種類がいるのだ。日本にもアメリカザリガニ、ウチダザリガニ、ニホンザリガニの3種類が確実に生息している。

ニホンザリガニを探しに行きます!

ニホンザリガニを探しに行きます!

アメリカザリガニ、ウチダザリガニに共通することは「外来種」であること。ジャパンを背負うにはちょっと違うザリガニなのだ。日本にも在来種のザリガニがいる。それが「ニホンザリガニ」である。

新幹線に揺られて向かいます

新幹線に揺られて向かいます

ニホンザリガニを求めて
ニホンザリガニは現在1道4県にしか生息していない。北海道、青森、秋田、岩手、栃木である。栃木で生息が確認されたのは最近のことで、大正天皇の好物がニホンザリガニで、日光あたりで養殖していて、それが逃げ出し野生化したようだ。

目的地に到着しました

目的地に到着しました

ニホンザリガニは限られた地域にしか生息してない。さらに都市開発や外来種の襲来により数を減らしている。アメリカザリガニや、ウチダザリガニより小さく、田んぼや池ではなく、山の中を流れる沢に生息しているのも特徴だ。

今回は某大学の調査に同行しました

今回は某大学の調査に同行しました

今回のニホンザリガニ探しは某大学の調査の一環だ。私は大学の調査に同行するのはこれが初めてだった。もっと遊びの部分もあるのだろう、と正直に言えば思っていた。あれ食べて、これを見て、という時間もあると思ったのだ。でも、ない。全くない。ストイックにニホンザリガニを探している。

こんな名物や、

こんな名物や、

こんな名物は、

こんな名物は、

全部看板の写真で済まして、

全部看板の写真で済まして、

ニホンザリガニを探す!

ニホンザリガニを探す!

ニホンザリガニを見つける
ニホンザリガニを探して山を進んでいく。道なき道を行くのだ。先生方や同行している学生は元気いっぱいに道を進んでいく。進んでいく道もないので、道を作っていく感じだ。私はついて行くだけで精一杯だった。

道なき道を

道なき道を

進んで、

進んで、

ニホンザリガニを探す

ニホンザリガニを探す

私は疲れている

私は疲れている

先生がニホンザリガニを見つけました

先生がニホンザリガニを見つけました

これがニホンザリガニです!

これがニホンザリガニです!

これが幻のザリガニである。美しさを感じることができただろうか。アメリカザリガニにはない、気品や奥ゆかしさがあると思う。宝石のような美しさなのだ。

美しいですね!

美しいですね!

簡単に見つけているけれど、実はそうでもない。何箇所か「いるのではないか?」と思われる場所を巡ったけれど、全然いなくて、やっと見つけたニホンザリガニだった。ただいるところにはいるのだ。

いるとことにはいるようです

いるとことにはいるようです

ニホンザリガニは落葉樹のある山の沢に住んでいる。落ち葉を食べて生きているのだ。そのため沢には落ち葉が溜まっている。それを除けるとニホンザリガニが姿を見せる。美しいその姿に興奮する。人は美しいものを見ると興奮するのだ。

ここにいます!

ここにいます!

落ち葉と同化している!

落ち葉と同化している!

美しいものが減るとどうだろうか、周りがそうでもないものだらけになるのだ。それは嫌だ。ニホンザリガニが減るとはそのようなことなのだ。ぜひニホンザリガニを守りたい。

美しいよね!

美しいよね!

モザイクだらけ
冒頭にも書いたけれど、ニホンザリガニの生息地やプライバシーを守るために、モザイクや目の場所に黒い線を入れてみた。これでニホンザリガニの生息地はわからないはずだ。もっともなぜ目に黒い線を入れたのかは自分でもわからない。

目線はいらなかったかも

目線はいらなかったかも

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