動物の足跡を自分でつくって残す

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誰しも自分が生きた証を残したいと思うものだと思います。しかし、なかなかうまくいかないのが人生です。私も33年間生きてきて、果たして何が残せただろうかと思うと、まだなにも残せていません。
そこで、せめて動物の足跡を残してみんなに注目してもらおうと思いつきました。

アニマルトラッキング
野生動物は糞や食痕など様々な痕跡を残しますが、その中でも特に多くの情報をくれる痕跡の一つが『足跡』です。このような雪や泥の上に残された足跡からその種類や行動を探ることを『アニマルトラッキング』といいます。

アニマルトラッキング

アニマルトラッキング

今泉忠明さんの「野生動物観察事典」の序には、あの動物記で有名なシートンも「動物は生まれたときから足跡を残し、足跡がつかなくなる時は死だ」と言ったと書いてあります。

この本です

この本です

足跡をつくる
しかし、やはり野生動物ですのでいつでもどこでも観察できる訳ではありません。そこで、いつでもどこでも足跡がつくように、スタンプを作ることにしました。これをつくることで足跡も残せて、みんなの注目を集めることも出来るはずです。

足跡を書いた紙を切り、パネルに貼ります

足跡を書いた紙を切り、パネルに貼ります

できました!

できました!

足跡をつけてみよう!
せっかくなら雪がある所で押してみたい!ということで雪がたくさんある新潟まで出かけてみました。あまりにも寒すぎてちょっとブルーになります。

寒くてテンションが低め

寒くてテンションが低め

深すぎると沈むのである程度固まっている所を目指して押していきます。さくさくと押せて楽しいです。足跡残し放題です。

色々と押してみる

色々と押してみる

写真だと見にくいので丸つけました

写真だと見にくいので丸つけました

どんどん押します

どんどん押します

ウサギ、びっくりマークっぽい

ウサギ、びっくりマークっぽい

クマがでたぞー!

クマがでたぞー!

途中で普通に押すだけではダメなことに気づきました。アニマルトラッキングは動物の走り方や動いた方向等もわかるのです。例えばキツネは耳がいいので、だいたいどこに獲物がいるのかわかります。そのため、足跡がまっすぐつくそうです。もっと「っぽく」押さなくては人気者にはなれません。

難しいので、本を読んで確認します

難しいので、本を読んで確認します

なんか違うな。と不安に思い何度も事典を見ます。足跡を残す名人になるにはまだまだ修行が足りないようです。寒い中この日は1時間ほど練習しました。
結局、辺り一面私の足跡だらけになっていました。

私のかんじきの跡だらけになりました

私のかんじきの跡だらけになりました

でもだんだんコツをつかんできた

でもだんだんコツをつかんできた

みんなに披露してみよう

毎年源流大学では「鉄砲ぶちと山歩き」というコースを開催しています。
山に残るアニマルトラッキングを猟師さんから学んだり、解体したりと猟師の生活がちょっとだけ体験できる人気講座です。
ここで披露しよう!と昨年度開催された際に、スタンプを持っていくことにしました。皆さん野生動物や猟に興味ある方々ばかりなので、きっと興味ある人ばかりで喜ぶだろう!と見せてみることに。

こんなに大勢の人に見せるチャンス!

こんなに大勢の人に見せるチャンス!

山の中に珍しく足跡が少なかったので、注目を浴びられると思っていたのですが、猟師さん達の話しにみんな夢中で、まったく注目を浴びることが出来ませんでした。一人寂しく押した足跡もなんだか悲しげです。

猟師さんが手で足跡を作ってみせてくれて、そっちに夢中

猟師さんが手で足跡を作ってみせてくれて、そっちに夢中

悲しく残された私のつくった足跡

悲しく残された私のつくった足跡

猟犬の足跡にも消されてしまった

猟犬の足跡にも消されてしまった

というわけでリベンジします!
このままでは終われないということで、今年の猟コースでリベンジします。押し方や足跡をもう一度勉強して、皆様に完璧なアニマルトラッキングをお見せしたいと思います。皆さんぜひ遊びにきて一緒に足跡を押しまくりましょう!雪があればですが。

猟コース今年は2コースあります。
Aコース 12月19-20日(土・日)冬のアニマルウォチング
Bコース 2月6—7日(土・日)猟師と一緒に山歩き

猟犬達も鼻を出して待っています

猟犬達も鼻を出して待っています

お待ちしております!
詳細・申し込みはこちら→エクステンションセンター

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