怖いカボチャを育ててハロウィンの定番ジャックオーランタンを作ってみる

コラム
個性的なカボチャがたくさん出来ました!

秋と言えばハロウィン。ハロウィンと言えばジャックオーランタンです。お菓子や仮装にもそれを模したものが多いカボチャのランタン(ランプ)です。大きな橙色のものでつくるのが主流な気もしますが、それはお値段もそこそこします。

そこで、今回は育てるのも簡単で、入手も簡単なお手頃なおもちゃカボチャたちを自分たちで栽培し、ジャックオーランタンを作って見たいと思います。

ジャックオーランタンとは?
ハロウィンの時期になるといたるといたるころで見かける、橙色のカボチャに顔のついたランタン。それがジャックオーランタンです。いわれはいくつかありますが、そもそもハロウィンとは日本のお盆に近い行事で、冥界からたくさんの霊がやってきます。このジャックオーランタンには、よい霊を呼んで、悪い霊を退けるまじない効果があると言われています。

こんなやつです

さっそく制作を始めます。
まずは畑で材料になるカボチャを栽培します、何も難しいことはなく、4月頃に苗を植えてほっておけば9月頃にはできます。簡単です。形や色もとりどりのカボチャ達が畑に出来る様子は怖いというより可愛いです。このカボチャは食べても美味しくない品種なので、残念ですが。

愛情を肥料に育てました!

出来てきた!

個性的なカボチャがたくさん出来ました!

今回使用するのは、いろいろな色や形のおもちゃカボチャと、食べてもおいしい坊ちゃんカボチャ。両手で包むことができそうな大きさのものが中心です。

色や形を選んで、

デザインを考えて下書き

中身をくりぬく

種とワタを取り出したら、身もスプーンで削ります。いかに薄く仕上げるか、しかし削りすぎて穴が開かないか、集中して作業します。失敗するとハロウィンの悪霊よりも、仲間の冷たい目の方が怖いので頑張ります。

顔を彫る

カッターナイフや彫刻刀、フルーツナイフなど、とにかく使えそうなものを使い、好きな顔を彫り出していきます。

掘り出した方も何かに使えそうな顔になった

種や中身をしっかり抜くと、雰囲気が出てきた!

カボチャもかなり個性的でしたが、ランタンになると色々な顔ができました。作り手の個性がよく出るのかもしれません。できたものは腐らないように少し乾燥させます。

並べて

中にロウソクを立て、火を点します。引火に十分注意してください。

ここで、ちょっとした重要なこと!

右のやつが便利です!

普通の左のロウソクではミニカボチャの中に入り切らず、うまく火をつけることが難しいです。なので高さのない右のティーロウソクを用意しました。
気を取り直して、部屋の明かりを消すと……。
なかなかの雰囲気。うっすらと透けるロウソクの明かりで、気分はすでにハロウィン当日。
小さいカボチャなので、カボチャが暖まり、うっすらカボチャの甘い匂いがしてきます。

甘い匂いがしてきます!

その勢いで、外へ繰り出す。
せっかく上手にできたので、外に出てみることにしました。もしかしたらその完成度に、間違えてお菓子をくれる人がいるかもしれません。

森に怪しい人影が!

とってのような物がついたカボチャは形を生かせば持ち運べるジャックオーランタンに変身です。魔女か老婆の役にはぴったりです。こんな人が森にいたら怖いに違いありません。街中でも怖かったです。

空もほどよく染まってきました

みんなも作ろうジャックオーランタン!
作ってみると意外と簡単なミニカボチャのジャックオーランタン。刃物と火の扱いは注意しなければいけませんが、好みのジャックオーランタンを作ればハロウィンの楽しさも倍増です。雰囲気もばっちり演出できます。

農大では割と馴染んでいた

宣伝です!
東京農業大学世田谷キャンパスでは、11月3日金曜日から5日日曜日まで第126回収穫祭を開催します。農大生が野菜を売ったり、研究を発表したりしておりますのでぜひ足を運んでください。
源流大学で学んだ学生達も源流放課後の会というお店を出店しております!ジャックオーランタンの販売はありませんが、岩手県一関のマンゴーと同じ糖度と言われている「南部一郎カボチャ」を販売しておりますので、ぜひ遊びにきてください。

農大収穫祭サイト
http://www.nodai.ac.jp/campus/festival/

(企画・撮影・文:源流大学応用コースかぼちゃ班)

タイトルとURLをコピーしました