人はだれしも漆黒にあこがれるものです。なんか、なんとなく、それとなく黒ってかっこいいですよね。黒い服であればいつもより引き締まって見えるし、少し強そうに見えます。そこで、バレンタインにかっこいいチョコを送ろうと漆黒のチョコを作ることにしました。
黒はかっこいい
黒は昔から好きな色だったのですが、最近特にそう思うようになってきました。大人でシックに見えるうえ、おしゃれに疎い私でも無難に見えるからです。ゴマも黒の方がかっこいいし、大根も黒の方がかっこいいです。
誰にも染まらない、そんなところもかっこいい要因かもしれません。ブラックホールなんて名前だけでもかっこいいし、吸い込まれたくなっちゃいます。大体悪役が黒を着ていますが、勇者こそ黒を着たほうがかっこいいと思います。戦隊ものにも黒がいますがかっこいいです。
そんな黒のカッコよさをもっと知ってもらうために、今年のバレンタインチョコを漆黒の染めたいと思います。チョコはもともと黒っぽい茶色ですが、より黒に近づけたいと思っています。
炭で黒くする
どうやってチョコを黒くしようかなと考えたときに、黒い食品を色々と考えてみました。黒い食品といえば黒ゴマ、ヒジキ、黒豆、イカ墨など様々ありますが、どれもチョコとあうか疑問です。できればチョコのおいしさはそのままに黒く染めたい。そんな中で思いついたのが「炭」です。
炭は食品添加物として収載されており、食用のものは食べることができます。無味無臭で他の食品の邪魔をしないのもいいところです。最近では炭パウダー入りのお塩やケーキなんかも販売されています。なんせ炭は黒いのがいい、漆黒の完璧な黒なのです。きちんと食用として販売されているものをチョコレートに混ぜてみます。
漆黒のチョコレートづくり
材料がそろったので、早速漆黒のチョコレートづくりを始めたいと思います。まずは包丁でチョコを刻み、ボールに入れて湯煎します。サクサク切れるので楽しいです。チョコの甘い香りが部屋中に充満して、もうここで食べてもいいかなとなる瞬間です。
茶色も十分かっこいいのですが、ここに炭のパウダーを入れて黒くします。少し入れるだけでも黒に染まっていくのがすごいです。パウダーが細かいのか、混ぜる時ゆっくりやらないと飛び散るので気を付けてください。
美しい黒に染まってきました。もう少し入れたいところですが、炭ってどれくらい食べても大丈夫なのかなという不安があったので、少しだけにしました。それでも十分黒い。これを型に入れて固めていきます。
どんな形に固めるとかっこいいか、その答えは髑髏でした。いや、かっこよすぎじゃないですか、うまくいけばだけど。髑髏の容器の中にチョコレートを流し込んでいきます。うまく固まってくれ。
漆黒の髑髏チョコの完成!
うまく固まるか不安でしたが、型から取り出してみるときちんと髑髏型に固まっています。黒いからかっこいい。冷やしたほうがなんとなく黒が濃くなった気がします。すごく堅そうだけど食べられるのかな。
すべて取り出し、再び冷蔵庫で少し固め直してからバリの部分を包丁でとっていきます。きれいに整った髑髏達を並べるとやっぱり黒かっこいいなとなります。ホワイトチョコだけだったら普通のガイコツになりそうだけど、黒だと急に髑髏って感じですよね。
ラッピングする
それではこれをラッピングしていきます。イメージに合うかっこいい箱が売っていなかったので自分で作成することにしました。かわいいデザインの箱は多いけど黒とかモダンなのって少ないですよね。来年からはぜひ黒い箱も売ってほしいです。もうチラチラ見えていますけどね。
さりげなく箱を作るのが一番大変で、時間がかかりました。箱って深さがないと成立しないことや、蓋は器より少し大きくないといけないことを忘れており、2回ほど作り直しました。
箱は黒一色真四角にしようと思ったのですが、髑髏にふさわしく棺をイメージした箱にしました。これは髑髏ちゃんたち喜んでくれそうです。よりかっこよくするためにチェーンも付けました。これでドラクエのように引きずって運ぶこともできます。
完成!
箱の中にいれると箱が深すぎて髑髏ちゃんたちが埋まってしまったので、急遽綿菓子を入れてみました。ふぁふぁの中に髑髏ちゃんたちが並びます。かわいい。かっこいいを突き詰めていたはずなのに、とてつもなくファンシーになりました。
完成です。漆黒のかっこいいバレンタインチョコができたのではないでしょうか。黒ってやっぱかっこいいな。様々な地域で炭の活用が考えられていますが、食用炭ならかっこいい漆黒のお菓子シリーズを作るのもいいかもしれません。
皆さん、Happy Valentine!