世界一のグルメ都市! 北九州市の美味しすぎるお店を巡る

コラム
これが肉うどんです!

名物というものがある。その土地を代表する食べ物だ。名古屋の味噌カツや仙台の牛タンなどがそうである。旅に出た際はこの名物を必ず食べるだろう。では、全てのものが名物という場所があったらどうだろう。

そんな場所があるのだ。それが福岡県・北九州市である。全てのものが美味しいのだ。パンもうどんもチャーハンも全てが名物と言っても過言ではない。そこで北九州市の美味しすぎるお店を巡ろうと思う。

北九州市とのコラボ記事です!

グルメ都市「北九州市」
北九州市という場所がある。福岡県の政令指定都市で九州の玄関口と言える場所だ。一部では「修羅の国」などと言われているが、希望と夢の溢れる場所であることは前回も説明した(詳しくはコチラ)。さらになのだ、北九州市はグルメの街でもある。

東京で北九州のグルメについても聞きました!

私は北九州出身なので北九州の素晴らしさを知っている。何を食べても美味しいこともだ。ただ東京で北九州の食べ物について知っていることを教えて、と聞いて回ったら「知らない」「博多ラーメン」「マンハッタンでしょ!」というフワフワした回答ばかりだった。

違う!!!!!

違うのだ、博多ラーメンは博多だし、マンハッタンは確かに売っているけれど、それは九州全体の話だ。君たちは損をしている。北九州がグルメ都市であることを知らないということは、食生活の約90%を損しているということなのだ。

私が北九州市のグルメを教えます!

資さんうどん
北九州の名物は? と聞かれれば私は答えに迷うとは思うけれど、その選択肢の一つに「うどん」がある。うどん屋がとにかくたくさんあるのだ。胃に優しい街なのだ。風邪を引いたらまず北九州を思い浮かべて欲しい。おうどんが美味しいから。まずはコチラ。

まずは「資さんうどん」です!

肉&ゴボ天うどんが最高!

北九州のグルメを語る上で絶対に外せないのが「資さんうどん」である。北九州をメインにチェーン展開しているうどん屋で、やや甘めの出汁と肉、そこに練り物ではない、マジのごぼう天が入る「肉&ゴボ天うどん」が夢に出るほど美味しい。

最高!!!

資さんうどんには「ぼたもち」もある。通の頼み方は「肉ごぼう天うどん」と「ぼたもち」の組み合わせ。北九州ではお酒の代わりにぼたもちを出していた屋台があるほど、ぼたもちと縁が深い。うどんとぼたもちも定番のセットだ。マジでオススメなのだ。

これが最高のセットです!!!

資さんうどん
http://www.sukesanudon.com/

うどん家久兵衛
うどんは資さんうどんだけでは終わらない。まだまだうどんの名店があるのだ。次は「豊前裏打会」の「うどん家久兵衛」だ。北九州には「豊前裏打会」といううどんの流派があり、30店を超えるお店がこの流派を名乗っている。

豊前裏打会の「うどん家久兵衛」

ごぼう天うどん

ささがきのごぼう天がもはや芸術のようになっている。また麺にコシがあるのが特長だ。北九州のうどんは基本的にコシがない。ただ豊前裏打会のうどんはコシがありツルツルだ。天ぷらも揚げたてで、最高に美味しいのだ。

この輝きを見て!!!

うどん家久兵衛
福岡県北九州市小倉北区黄金1-2-1

めん処たけや
小倉のうどんはまだまだ続く。「肉うどん」である。ゴロゴロとした肉が乗ったうどんがあるのだ。しかも、朝6時から営業していて、日によっては昼前には売り切れるという、幻のようなうどんだ。

それが「めん処たけや」

スーパーの駐車場の一角にあるこのお店。私が訪れたのは朝の7時過ぎだったけれど、行列ができていた。それはなぜか、人気だからだ。早起きしてまでも食べたい味なのだ。ちなみに資さんうどんも店舗によっては24時間。北九州の人々のうどんへの情熱はすごいのだ。

これが肉うどんです!

ゴロゴロだ。肉がゴロゴロだ。出汁が肉にしみている。うどんと最高の組み合わせになっている。朝にうどんは優しく、肉のパンチは一日の活力になる。早く起きると一日の観光の時間も増えるので、まず食べる、というのもいい。

最高に美味しいです!!!

めん処たけや
福岡県北九州市小倉南区八重洲町10-9 TRIAL 駐車場

虎家のパン
朝早いのはうどんだけではない。パン屋もまた早いのだ。それが「虎家のパン」だ。朝5時半から営業が始まり、売り切れてしまう9時頃には店じまいとなる。早いのだ。早すぎるのだ。北九州の朝は早いと覚えていただきたい。

虎屋のパンです!

メニューはこれです!

メニューはアンドーナツとカレーパン、リングドーナツの3つのみ。1個40円という安さが魅力だ。ただその美味しさは間違いない。私は朝が苦手なのであまり頻繁には食べなかったけれど、忘れられない美味しさだった。

これが全メニューとなります!

全てが揚げパンなのだ。ふわふわの生地の中にカレーやあんこが入っている。一周回って最新のパンと言ってもいいかもしれない。北九州だな、という味。虎家と言えば、羊羹ではなくて、パンなのだ。それが北九州である。

美味しいです!

虎家のパン
福岡県北九州市小倉北区黄金1-4-13

シロヤベーカリー 小倉店
私が北九州に帰る度に必ず食べるのが「シロヤ」のパンだ。こちらは朝早くなくても買うことができる。また小倉駅前にあるので、幼き頃から母と出かけるとここのバターパンを買ってもらっていた。間違いなく美味しいのだ。

シロヤです!

シロヤで人気なのは「サニーパン」である。フランスパンのような少し硬めな生地の中に練乳が入ったものだ。シロヤと言われればこのサニーパンを思い浮かべる人が多い。もちろん美味しいのだけれど、私はバターパンだと思うのだ。レベルの高い戦いだ。

サニーパンが人気ですが、

バターパンがオススメなんです!

眩しいほどの艶のパンの間にクリームが挟まっている。北九州を代表する味だと私は思う。美味しいのだ。美味しすぎるのだ。素朴な味ではあるけれど王道の味。少年ジャンプで言えば「ワンピース」である。これを食べないと人生の120%を損している。

美味しいんです!!!!

最高でした!!!

シロヤベーカリー 小倉店
福岡県北九州市小倉北区京町2-6-14

本店鉄なべ
日本三大餃子というものがある。「宇都宮餃子」「浜松餃子」はすぐに思い浮かぶと思うけれど、その3つ目が「八幡餃子」なのだ(諸説あるけど、北九州以外は認めません)。工業都市として発展した北九州の八幡で、愛された餃子が「八幡餃子」だ。

本店鉄なべが発祥です!

八幡餃子の特徴の一つが「鉄鍋」に乗っていること(鉄鍋以外の八幡餃子もあります)。鉄鍋餃子の発祥が「本店鉄なべ」なのだ。私はこれが大好きだ。少し小ぶりなのに、スタミナを感じる味だ。

これが鉄鍋餃子です!

北九州出身の私としては、八幡餃子が生まれた歴史などは正直どうでもいい。美味しいか否か、なのだ。日常的にバリバリ食べたい味かどうかがすべてなのだ。そのすべてがこの餃子にはある。つまり美味しいのである。そういう目線で今回はお店をチョイスしている。

美味しです!!!

本店 鉄なべ
福岡県北九州市八幡西区黒崎1丁目9-13 宮本ビル1F

かしわ飯とうどん
駅弁と言われると何を思い浮かべるだろうか、そうです、「かしわめし」です。東筑軒の「かしわめし」。これを食べずして駅弁を食べたとは言えない。駅弁界、いや弁当界のキングだ。

東筑軒を忘れちゃいけない

ちなみに「かしわ」とは「鶏肉」のこと。常識でしょ、と思っていたら東日本では呼ばないらしい。そのかしわがご飯の上に美しく乗っているのが、東筑軒の「かしわめし」なのだ。噛めば噛むほどに味がするのがこのかしわのすごいところだ。

これが、

「かしわめし」です!

美しいではないか、輝いているではないか。今回はお店で買ったけれど、折尾駅では今もホームで立ち売りをしている。これは知らなかった。味しか考えていなかったけれど、このような懐かしさもあるのだ。

間違いない美味しさ!

さらに折尾駅の前にある「折尾本社うどん店」では、名前からわかると思うけれど、「かしわうどん」を食べることができる。うどんにかしわめしのかしわが乗っているのだ。かしわ、うどん、北九州を代表する食材の共演だ。

折尾本社うどん店で、

かしわうどんを食べられます!

うまい!!!

東筑軒
http://tochikuken.co.jp/

ちんぴら
北九州は修羅の国と呼ばれることもある。全然平和で希望と夢の溢れる国なのに、修羅の国と呼ばれるのだ。これはおかしい。試しにGoogleで「北九州 ちんぴら」とでも検索してほしい。一番上に出てくるのは、とても美味しいもののはずだ。だって平和の国だから。

山吹かまぼこの、

「ちんぴら」でございます!

北九州では「ちんぴら」は練り物なのだ。魚どころである北九州ならではの「ちんぴら」だ。甘いその味はクセになる。子供は嫌だと思うけれど、大人のおやつとしては「ちんぴら」。もちろんお酒にも合う。上品な練り物、それが「ちんぴら」である。

この艶かしさ!

美味しい!!!!

山吹
http://www.yama-buki.co.jp/

丸窓てんぷら店
北九州は魚どころなのだ。ちんぴらだけではない。「丸窓てんぷら店」も忘れてはならない。一般に「てんぷら」と言われると衣が付いているものを想像するけれど、西日本では「揚げかまぼこ」と言えばいいのか、先のちんぴらのようなものを「てんぷら」と呼ぶ。

丸窓てんぷら店です!

てんぷらが並んでおります!

揚げたてを買えるタイミングで行くとその食感に驚くことになる。ふわふわなのだ。綿菓子とまでは言わないけれど、いや、言ってしまおう、それくらいにふわふわ。でも、ざっくり言えばかまぼこなのだ。この美味しさに驚く。

これです!

めちゃくちゃ人気のために、朝から行かないと早々に売り切れるお店なのだけれど、電話で予約できるので、予約しておいて取りに行くのが確実。3個くらいしか食べられないかな、と思ってもいざ食べ始めると20個くらいペロリといける。ぜひなのだ。

フワフワの美味しさ!

丸窓てんぷら店
福岡県北九州市若松区浜町2-2-19

寛太郎
チャンポンと言えば、「長崎」を連想しがちだ。ただ私はそれに否を唱えよう。チャンポンは長崎ではない。北九州なのだ。北九州こそがチャンポンの街。北九州には戸畑チャンポンと呼ばれるチャンポンが存在するのだ。

「寛太郎」にやってきました!

ここに真のチャンポンがあるのです!

戸畑チャンポンの特徴は細くてコシのある蒸し麺が使われていること。ずっと噛んでいたくなるような麺のコシがクセになる。そこにボリューミーな野菜。普段から食べたくなるグルメだ。

これが戸畑チャンポンです!

麺が細いでしょ!

今までのチャンポンを過去に感じるような食感と味。戸畑チャンポンも70年以上の歴史があるのだけれど。また寛太郎は特製のペースト状のタレがテーブルにあって、それを混ぜると個々の好みの味に仕上げることもできる。私は「悪魔の赤だれ」が好きだ。ちなみに「天使の赤だれ」もある。

美味しいです!!!

寛太郎
福岡県北九州市戸畑区浅生3-14-21

娘娘
最後は小倉駅の近くにある「娘娘」の肉やきめし。ちなみに「娘娘」は「にゃんにゃん」と読む。ここの肉やきめしが美味しいのだ。写真だけでもわかるのだ、「これ美味いだろ」と。そして、食べると美味しい。

娘娘の、

肉やきめしが、

美味しいのです!

私は別に写真が上手なわけではないのだけれど、美味しそうな感じがしないだろうか。しっかりと濃いめに味付けされた肉が焼き飯の上に盛られている。ガツンとくるのだ。ノックアウトだわ、という味だ。

完全にやられています!

肉やきめしのパンチが強くて、何度も食べているのだけれど、毎回美味しいとノックアウトされる。濃い目の味付けというのが私のどストライクなんだと思う。父に食べさせてあげたい、と思うのだけれど、よく考えると北九州が実家だからいつでも食べられるし、食べている。北九州ずるい。美味しいものだらけなのだ。

最高です、北九州!!!

娘娘
福岡県北九州市小倉北区京町1-6-25

注意:太ります!
私は北九州が実家なので、年に数回だけだけど、北九州に帰る。その度に私は太って帰ることになる。東京など北九州以外では食べられないお店だらけなのだ。特別に名物というわけではないけれど、東京などにないお店が多すぎて、食べないわけにはいかない。結果、太る。食事のレベルは北九州が一番高いと思っている。そのくせ、値段は安い。いいな、北九州。

俺の北九州に来いよ!!!

↑北九州市とのコラボ記事をまとめました!

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