お正月である。明けましておめでとうございます。2021年も私と皆様と私のますますの飛躍を祈っております。2021年は仕事と笑顔と仕事が溢れる一年になればいいと願っております。
ということで、お正月である。お正月にしなければならないことがある。それは書き初め。1年の目標を白い紙に書き記すのだ。1年の始まりに目標を書き記すことで、素晴らしき1年となるのだ。
一年の計は元旦にあり
素晴らしき1年にするためには、お正月の過ごし方が大切。一年の計は元旦にあり、と言うように、のほほんと過ごしていてはダメなのだ。素晴らしきお正月を過ごさねば、素晴らしき1年はやってこないのだ。
つまり、2021年の目標を書き初めすることが大切なのだ。2021年の目標を真っ白な紙に黒い墨で書く。素晴らしき1年をその紙に記すのだ。ということは、紙も大切かもしれない、ということで、紙から作ろうと思う。
母なる多摩川で野草を摘む。紙を作るので、その紙に野草を埋めこもうと思うのだ。素敵な紙ができそうではないか。ただの白い紙でもいいけれど、この寒い時期にたくましく生きる野草を紙に埋め込むことで、さらなる素晴らしき紙が生まれるのだ。
紙を作る
1から紙を作るのは難しい。木を植えるところから始めなければならない。そんな時間はない。そこでトイレットペーパーから、文字を書く紙を作ることにした。紙から紙を作る。でも、最終的な形が異なるのでいいということにしよう。
爽やかだ。とても爽やかな気持ちだ。とても創造的な1日だと思う。だって紙を作っているのだから。おせちも食べない、テレビも見ない。どれも家にないだけなんだけどね。一人暮らしだから、わざわざおせちは作らないし、テレビはそもそも持っていないし。
厳かな気持ちなる。お正月に一番必要な気持ちなのではないだろうか。厳かなお正月。素晴らしきお正月ではないか。書き初めをする前から書き初めは始まっているのだ。書き初めとは、その瞬間だけの話ではないのだ。ずっと書き初めなのだ。
押した、とても押した。優しくではあるがすべからく押した。押して、水分を出すのだ。強く押すと穴があくし、優しいと水が切れない。いい塩梅で押すのだ。2021年はいい塩梅でいろいろなものを押していきたい。押しの2021年なのだ。
豪華な紙ではないか。ただ白いだけではない。そこに野草という根性が宿るのだ。宿りすぎて困るほど宿るのだ。宿りすぎてもはや宿ってないと言っても問題ないほど宿っていると言ってもいいほど宿っていないと思うほど宿っている。宿る2021年なのだ。
ちなみにこの作業は、アイロンでいい。ただ私の家にはアイロンがないのだ。普段、全くアイロンがけをしない。たぶん一人暮らしを始めた18歳から、一度もアイロンをかけていない。そもそもないからかけられないけれど、かけたいと思ったこともなかった。
夜の書き初め
お湯でトイレットペーパーを溶かしているわけだから、作り出す紙はバンバンに水分を含んでいる。それを完全に乾かすには時間がかかった。どのくらいかかったのだろうか。ミッドナイトの頃に外に出たら紙が乾いていた。
2つ驚くことがあった。まず1つ目。外が凍えるほど寒いこと。とんでもなく寒いこと。2つ目は完成した紙の野草が全然目立たないこと。根性が宿るとかいろいろ書いた気がしたけれど、ほぼ目立たない。奥ゆかしいのだ。奥ゆかしい2021年なのだ。
せっかくの書き初めである。家でやるより外でやりたい。私の書く目標を天井という遮るものがない状態で天へと届けたいのだ。そして、ソーシャルディスタンスを必要される時代だから、誰もいない夜を狙って多摩川にやってきたわけだ。
寒いのだ。とても寒いのだ。こんなにも寒いのかと驚くほどに寒い。気温だけではなく、風も厄介。多摩川という遮るものがない場所では、冷たい風が新幹線くらいの勢いで吹いている。でも、やろうではないか、書き初めを。2021年の目標を記そう。
法被である。お正月はめでたいものだし、一年をハッピーにしたいからこそ法被が、書き初めの正装と言えるだろう。問題があるとすれば、気温が2度で、冷たい風が吹き付けていること。寒いのだ。でも、書き初めである。
2021年の目標は何にしようか、と考えながら、筆に墨をつけ、自らが作った紙に1文字1文字丁寧に書いて行く。書き上げて行く。ここに書いた目標が2021年という1年間の目標であり、豊富であり、願いのだ。考え抜いて書き上げた。これが私の2021年なのだ。
2021年の書き初めであり目標は「トゥルーラヴ」。「ラブ」ではなく「ラヴ」であることがポイントだ。ここに2021年のこだわりが出ている。有声唇歯摩擦音を出していこうぜ、ということなのだ。有声唇歯摩擦音の2021年なのだ。
素晴らしき目標とは思わないだろうか。ただのラブではない、ラヴだ。ただのラヴではない、トゥルーラヴだ。ラヴに溢れる2021年を感じさせる素晴らしき書き初めだと思う。ぜひ多くの人に協力していただき私のトゥルーラヴを確かなものにしたい。
これで書き初めは終わった。寒かった。本当に寒かった。だって法被1枚なんだもん。法被って隙間だらけで、冷たい風が直に肌に当たるのだ。でも、全ては素晴らしき2021年のため。トゥルーラヴなのだ。
2021年もお願いします
2021年の書き初めが素晴らしく決まった。毎年やっているので、恒例行事になっているのだけれど、やはり書き初めをすると「がんばろう」という気持ちになる。もうこんな寒い思いをしないでいいように頑張ろう、と思うのだ。ということで、私と皆さんと私の2021年が素晴らしい1年になることを祈っております。そして、何より、お仕事ください! よろしくお願いします!