皆様、明けましておめでとうございます。日本中がめでたいムードに包まれる数日間がやってきました。家族と一緒に美味しいものを食べている方も多いのではないでしょうか。そんな幸せムードにも危険はつきものなのです。
というわけで、今回はお正月に潜む危険を、プロジェクションマッピングで警告しようとした奮闘記です。
お餅は危険!?
皆さんは一番多く日本人を殺めている食べ物をご存知でしょうか。そう、「餅」です。日本人の大好きな餅、正月に欠かせない餅。私もお餅が大好きで、毎年この「餅による死亡ニュース」を聞いて心を痛めている一人です。
お餅自体が危険な食べ物な訳ではなく、私たちが気をつけて食べることで、その危険は大きく回避することができます。つまり「よく噛め」ということです。餅ばかりが悪いわけではないのです。
今回はその危険性をお餅にプロジェクションマッピングすることで浮かれた世の中に警告してみようと思います。なぜプロジェクションマッピングなのか深い意味はありません。買ったばかりのポータブルプロジェクターを使ってみたかっただけかもしれません。
お餅に写してみる
技術的な面で大いに不安がありますが、早速写してみることにしました。ちなみに私の技術力は、お餅で言えばまだ蒸す前という感じです。ただただ不安しかありません。
まずは市販の餅に映してみました。餅の大きさが小さいこともあり、プロジェクターの位置や光の強さを調整することが難しく、文字がはっきり出ません。
また、丸い餅は、当たり前なのですが、餅が丸く湾曲しているため私の技術力では文字のピントが全体にあいませんでした。
なんとか頑張って撮れたのですが、危険をもっと強くアピールしないと、今年も多くの人が餅を喉に詰まらせるかもしれません。これが成功すれば5人くらいは救えると思います。
プロジェクションマッピング用の餅を作る
失敗をもとに、「平らで大きい餅」を自分で作ることにしました。本来は技術で対象物に合うようにプログラミングするのでしょうが、その技術がないので対象物を変えてしまう作戦です。
ちなみにですが、このお餅は私たち源流大学がお世話になっている、岩手県一関市の餅米です。毎年美味しくて購入しているのですが、今年はこの餅プロジェクションマッピングを見据えて、10kg買いました。持って帰るだけで五日間かかりました。
大きなお餅に映してみる
早速、大きな餅に映るか実験します。横目で紅白を見ながらの作業です。なかなかいい感じじゃないの、と自画自賛していたのですが、紅白の素晴らしいプロジェクションマッピングの技術を見て、全然違うものだとここで気づきました。2016バージョンということで、徐々に技術力を上げていこうと今年の目標が早くも決まりました。私はどこを目指しているのでしょうか。
まあ、平らで大きい餅には綺麗に映ることが分かったので一安心です。これを持って一月一日に多摩川河川敷で撮影を行うことになりました。なぜ外なのかは特に深い理由はないのです。買ったばかりのポータブルプロジェクターを自慢したかっただけかもしれません。
とりあえず多摩川で撮る
私たちがいつもお世話になっている多摩川で、撮影してみようと思います。
昨年見ることのできなかった、初日の入りも今年はなんとか見ることができました。しかし、沈む直前に太陽が雲に隠れてしまったので、来年もリベンジかな、と新年早々来年のことを考えてしまいました。
気を取り直して、餅をセッティングします。河原に直接置くと後で食べられなくなるので、お皿の上に置きます。お餅はこの後美味しくいただきました。
ついに完成!
昨年は雪が降っていましたが、今年は晴れて気持ちのいい正月でした。富士山もよく見えて、本当に美しかったです。そんな美しい景色の中撮影した餅危険プロジェクションマッピングをご覧ください。
これが私の技術の限界です。もっと上手に作れる方がいましたら、ぜひ源流大学まで送ってください。皆さんも餅を食べるときは、よく噛む、飲み物と一緒に食べるなど注意してくださいね。この記事を思い出して少しでも餅の事故が減ることを祈ります。
最近では外国の方が日本に訪れることもあるということで、餅文化を広げるために英語バージョンも作りました!
餅を食べる前に読んでおくといいサイトのご紹介
東京消防庁サイト